海外旅行に必要なアプリとは?

アプリをインストールする前に、現在(2022年9月)の出入国の流れを見ておきましょう。


■アメリカ(ハワイ)渡航に必要なもの 2022年9月時点

①パスポート

②電子渡航認証(ESTA)の取得

③宣誓書

④ワクチン接種証明書

⑤海外旅行保険

 

アメリカ(ハワイ)への渡航には新型コロナワクチン2回接種が必要です。

 

ワクチン接種が完了していれば、離隔なしで入国することができます。

 

⑥陰性証明書

2022年6月12日以降より、米国行きのフライトに搭乗する渡航者は搭乗前の新型コロナウイルス検査の陰性証明の提示が不要となりました。

 

■日本への入国に必要なもの 2022年9月時点

①パスポート

②ワクチン接種証明書

③質問票

④誓約書

⑤携帯品・別送品申告書

 

新型コロナワクチン接種3回が条件のもと、入国規制が緩和されました。

 

⑥現地PCR検査(検査証明書)

2022年9月7日以降より、現地出国前72時間以内に採取した検体の陰性である「検査証明書」は不要となりました。

但し、有効と認められる新型コロナワクチンを3回以上接種した「接種証明書」を所持していないといけません!


新型コロナワクチンを3回以上接種していれば、出入国できることが分かりました。

 

では、「ワクチン接種証明書」はどのように発行して携帯すればよいのでしょうか?

 

ここで幾つかのアプリが必要になってきます。


■出国に必要なアプリ


①接種証明書(新型コロナワクチン接種証明書アプリ)

日本政府(デジタル庁)が公式に提供する、新型コロナワクチン接種証明書を取得できるアプリです。

接種証明書を【2次元バーコード画像】として保存できます。

この2次元バーコード画像が、後から大事になってきますよ!

 ■必要なもの

①マイナンバーカード

②マイナンバーカードの券面入力補助用暗証番号(カード受取の際に設定した4桁の数字)

③パスポート(海外用を発行する場合)

④スマートフォン(動作環境:iOS13.7以上, Android8.0以上)

 

マイナンバーカードを作成したときに決めた暗証番号を思い出すのに苦労しました。

 

アプリを利用するためとはいえ、海外旅行へ行くのに、スマホやマイナンバーカードを所持しておくことは必須であり、何だかハードルが高くなってしまったなぁ~と感じました。

 

マイナンバーカードとパスポートをカメラで読み取り、手順に沿っていくと、接種証明書(海外用)を作成することができました。

画像でも登録しておき、念のためプリントアウトもしておきます。

海外でアプリが立ち上がらなかったり、スマホのバッテリーが落ちてしまうような不測の事態にも備えておきます。

②VeriFLY(新型コロウイルス感染症関連デジタル証明書アプリ)

先ほど接種証明書アプリで発行した「接種証明書」はどうすればよいのでしょうか?

ここで搭乗手続きがスムーズになるアプリ「VeriFLY」の出番です。

【2次元バーコード画像】をVeriFLYに登録していきます。

 VeriFLYとは、検査結果(陰性証明書)やワクチン接種証明書、宣誓書など各国の定める入国検疫書類が、入国条件に合致しているか事前に判別できる、スマートフォン用アプリです。

 

入国条件を満たしていると、「Active」と緑色のチェックマークが表示されます。

この表示をチェックインカウンターで提示すると、搭乗手続きがスムーズになります。

 

手順に沿って、氏名・メールアドレスを登録。

顔写真を撮影し、アカウントを作成していきます。

アプリ内「フライトを追加」より、渡航先を選択していきます。

 

便名,飛行日などを確認するため、JALアプリも立ち上げていきます。

スマホが2台あると便利ですね。

 

■入国に必要な情報の登録

①新型コロナワクチン接種証明書

②新型コロナウイルス感染症検査の陰性証明書

③宣誓書

④渡航前チェックリスト

 

①は【2次元バーコード画像】を読み込みます。

②は2022年6月12日以降より、米国行きのフライトに搭乗する渡航者は不要です。

③④は手順に沿って進みます。

ハワイ渡航に必要な「宣誓書」は、ここで作成されることになります。

 

これで登録は完了です。

 

渡航当日、「Active」画面を空港係員に提示するだけで、搭乗手続きがスムーズにいきます。周りを見渡すと、アプリを入れてない人やプリントアウトしてきた人達で窓口が混雑していました。

時間にはゆとりを持って、早めにチェックインカウンターへ行くことをお勧めします!


入国に必要なアプリ


①MySOS(入国者健康居所確認アプリ)

海外から日本に入国する前に、入国者健康居所確認アプリ「MySOS」を通じて、あらかじめ以下の検疫手続きの一部を済ませておくことができる「ファストトラック」を厚生労働省が実施しています。

5つの空港で「ファストトラック」を利用できます。

①成田国際空港

②羽田空港

③関西国際空港

④中部国際空港(セントレア)

⑤福岡空港

 

■入国前に実施が可能な検疫手続き

①質問票の記入

②誓約書の記入

③ワクチン接種証明書の有効性の確認

④出国前72時間以内の検査証明書の有効性の確認

 

④は2022年9月7日0時(日本時間)から適用の制度変更に伴い、MySOSアプリでの検疫手続き事前登録の際には、「ワクチン接種証明書」または「出国前72時間以内の検査証明書」のいずれかが審査完了になると画面が青色に変わります。

 

■用意するもの

①パスポート

②ワクチン接種証明書【2次元バーコード画像】

 

アカウントを取得後、アプリの手順の沿って、パスポート,質問票,誓約書を登録し、ワクチン接種証明書【2次元バーコード画像】を読み込みます。

 

センターでの登録内容の確認が完了するとアプリ画面が青色に変わります。

搭乗便到着予定日時の6時間前までに申請していれば、入国までに審査完了します。

 

渡航前にアプリをインストールしておき、登録できるところまで進めておきます。

出国前はバタバタするので、ゆとりを持って申請しておきましょう!

出国前の晩に申請したところ、30分程度で“青色の画面”に切り替わりました。

 

日本入国時にMySOSの“青色の画面”を検疫官に見せるだけで、手続きがスムーズになります。ここでもスマホやアプリを持っていない人達の列は混雑していました。

②税関アプリ

税関申告アプリは、日本に入国する際に税関に書面(紙)で提出する「携帯品・別送品申告書」電子的に提出するためのアプリです。

7つの空港で税関検査場電子申告ゲートを利用できます。

①成田国際空港

②羽田空港

③関西国際空港

④中部国際空港(セントレア)

⑤福岡空港

⑥新千歳空港

⑦那覇空港

 

手荷物を受け取った後、電子申告ゲートへ進むとスムーズにゲートを通過することができます。セントレアでは電子申告ゲートへ進む人は数名でした。

 

税関職員の質問に答え、読み取り機械でパスポートをスキャンし、顔写真を撮影。

電子申告ゲートの通過時にまた顔写真を撮影と、それほどスムーズでは無いなと感じました。

 

新型コロナ感染症対策の一つとして、人・人接触を軽減するためのものなので徐々に利用者が増えていくのかなと思います。

また、航空機の中で受け取る「携帯品・別送品申告書」の紙の作成が不要となります。

最後に、渡航先では油断せず、新型コロナ感染症対策はしっかりと行いましょう!


旅のはじまりはモーターサイクル。

 

自由への扉をひらこう。