アメリカ(ハワイ)交通ルール 信号機のある交差点 右折・左折の方法


■右折の方法

アメリカで運転するときに、思わず悩んでしまうのが、交差点の曲がり方ではないでしょうか?

 

信号機のある交差点で右折する場合、赤信号でも右折することができます。

 

特に何も標識がなければ、赤信号で一旦停止。安全確認し交差する道路で左から車が来なくて、尚且つ横断する歩行者もいなければ、そのまま曲がることができます。

このとき右ミラーで巻き込み確認もしっかり行いましょう!

 

自分が先頭で交差点に入っていくと、一瞬戸惑います。

ついつい日本の交通ルールの癖が出てしまい、律儀に赤信号で止まっていると、後ろからクラクションを貰うことになります。

 

但し・・・

標識(英語表記)はしっかりと読みましょう!


NO TURN ON RED

赤信号での右折禁止。


NO RIGHT TURN ON RED

EXCEPT FROM RIGHT LANE

右折車線が複数ある交差点で「NO RIGHT TURN ON RED(赤信号での右折禁止)」の標識がある場所では、右折はできません。

 

但し、「NO RIGHT TURN ON RED(赤信号での右折禁止)」の下に「EXCEPT FROM RIGHT LANE (右側車線を除く)」と表記されていれば、いちばん右側の右折レーンでは安全確認すれば、右折が可能となります。

 

「EXCEPT」は、「例外の条件は〇〇〇ですよ」という条件つきになります。


NO RIGHT TURN ON RED

EXCEPT FROM RIGHT LANE AFTER STOP

末尾に「AFTER STOP=一旦停止」の表記が追記されました。

 

「NO RIGHT TURN ON RED(赤信号での右折禁止)」の下に「EXCEPT FROM RIGHT LANE AFTER STOP(右側車線で一旦停止をした場合を除く)」と表記されていれば、いちばん右側の右折レーンでは一旦停止をして安全確認すれば、右折が可能となります。

このとき右折レーン以外の車線では赤信号での右折は禁止です。


NO RIGHT TURN ON RED 7AM-7PM

午前7時から午後7時までの間は、赤信号での右折禁止。


NO RIGHT TURN

右折禁止。



RIGHT TURN ON RED AFTER STOP

一旦停止をした後、赤信号での右折が可能。


RIGHT LANE MUST TURN RIGHT

右折車は、右折レーンのみできます。


RIGHT LANE MUST TURN RIGHT EXCEPT FOR PUBLIC TRANSIT BUSES

右折車は、右折レーンのみできますが、バスは除きます。

「EXCEPT=例外の条件」が出てきました。


ON GREEN ARROW ONLY

右折レーンに「ON GREEN ARROW ONLY(矢印信号がグリーンの時だけ)」の標識がある場合は、グリーンの矢印信号に従います。



■左折の方法

左折する場合、信号がグリーンであれば一番左側の車線から左折することができます。

 

アメリカの信号のタイミングは、左折の矢印(信号)から順に始まります。

交差する道路の信号が赤になった後、左折の矢印(信号)が先に出ます。

交差点の信号のタイミングは、しっかり見ておきましょう。

 

また、横断歩道の歩行者にも注意する必要があります。

歩行者が横断していたら必ず止まらなければなりません。罰金を取られますよ!


ON LEFT ARROW ONLY

大きな交差点で「ON LEFT ARROW ONLY(左折できるのは矢印信号がグリーンの時だけ)」の標識がある場合、左折は矢印の方向のみに進めます。矢印信号に従いましょう。


LEFT TURN YIELD ON GREEN

直進してくる対向車が来なければ、矢印が出ていなくても左折できます。

この場合、あくまでも対向車(直進)に優先権があります。



NO LEFT TURN

左折禁止です。


NO LEFT TURN PM WHEN CONED

午後、安全コーンが置かれている時間帯は左折禁止。

午前の場合は「AM」表記になります。


NO LEFT TURN 6:30-8:30 EXCEPT SATURDAYS,SUNDAY&HOLIDAYS

土曜日,日曜日,祝日以外は、6時30~8時30分までの間は左折禁止。

「EXCEPT=例外の条件」が出てきました。



YIELD

「YIELD」は道路が合流する場所や、対面通行で1車線しかない場所などにあります。

「イールド=譲りなさい」という意味で、合流地点では前方の道路に優先権があります。対面通行では先に着いた方に優先権があります。

 

「YIELD」は「STOP(止まれ」ではないので、前方に車がいない場合は、一旦停止しないでそのまま通過しても構いません。

 

「YIELD」の標識を見つけたら、徐行して注意して進みましょう。



正しいルールやマナーを学んで、楽しいドライブ&ツーリングを満喫しましょう。

旅のはじまりはモーターサイクル。

 

自由への扉をひらこう。