アメリカ(ハワイ)でとても感心したことがあります。
それは信号機の無い交差点のルールです。
日本では「左方優先」がルールとなっていますが・・・認知度は低い?
日本の「左方優先」のおさらい
信号機が無かったり明確な優先関係が決まっていなかったりする交差点では、左側から進行してくる車が優先です。これを「左方優先」といいます。
右折車と直進車では直進車が有利になりますが、道路交通法では左側の車を優先(左方優先)とすることを定めています。(道路交通法36条1項1号)
何だか"有利"とか"優先"が分かりにくい。
アメリカ(ハワイ)は、単純明快!
先に交差点に到着した車から順に進みます。
初心者だろうがレンタカーだろうが高級車だろうが関係ありません。
すべての車が順番に発進する権利を持っています。
この方法だと、優先道路では無いほうの車が止まりっぱなしということにならず、とても分かりやすい平等なルールだといえます。
このルールにはアメリカの「平等な権利」が色濃く表れているなぁと感心しました。
合衆国憲法で最も格調高い表現の一つである「法の平等な保護」
この強力な規定のもと、社会的発展を達成することができたのであろうと思います。
「STOP」
一時停止は八角形の標識に”STOP”と書かれています。
標識の下には次のような表示があります。
「ALL WAY STOP」
すべての車が一時停止しなければなりません。
交差点に近づいて先に一時停止した車から順番に発進する権利があります。
一時停止して、先着車がすべて進んだら、安全を確認して進みます。
「赤信号が点滅している交差点」は、“ALL WAY STOP”と同じ意味になります。
「4 WAY STOP」
十字路の交差点に標識があります。
「 3 WAY STOP」
T字路の交差点に標識があります。
「2 WAY STOP」
完全停止が必要なのは標識がある2方向のみで、残る2方向は停止せずに通過します。
ハワイのドライバーはとてもマナーが良く、譲り合い精神があるため、スムーズに車が流れています。
車線変更をするときは、ウインカーを出すと必ず進路を譲ってくれます。
危険を知らせるとき以外は、むやみにクラクションも鳴らしません。
だからこそ、レンタカーやレンタルバイクでも安心して走ることができます。
道を譲ってもらったら、軽く手を振って挨拶しましょう。
この時、日本のルールは全く通用しないため注意が必要です。
夜間の運転中に、信号待ちや交差点で相手に譲るため、ヘッドライトを消すとか、車線変更した後に、ありがとうハザードを点滅させるとか、クラクションを鳴らして挨拶するとかは、一切不要です。
夜間の走行中にヘッドライトを消灯させたり、緊急時にしか使わないハザードを点滅させれば、挙動不審な車両に思われて、パトカーが停車を求めてくるかもしれません。
正しいルールやマナーを学んで、楽しいドライブ&ツーリングを満喫しましょう。
旅のはじまりはモーターサイクル。
自由への扉をひらこう。