MICHELIN POWER 5


公道タイヤの中でもミシュランのフィーリングが好きなので、これまで愛用してきました。

 

・PILOT POWER 2

  ↓

・PILOT POWER 3

  ↓

・POWER RS

  ↓

・POWER 5

 

「PILOT POWER 3」の後継として2017年に登場した「POWER RS」は、一般公道だけでなくサーキット走行も視野に入れて設計されました。

 

この「POWER RS」から2020年のモデルチェンジにより、公道向けの「POWER 5」とサーキット性能を追求した「POWER GP」の2つに分流されることになりました。

 

今回はストリート系の「POWER 5」を採用しました。

 

用途は主にツーリング。市街地からワインディング、一般道から高速道まで走り心地を確認していきます。

 

これは乗りやすい!

 

ファーストインプレッションは上々です。

 

最近のワインディングは、舗装面が割れていたり、ギャップやうねりができていたり、以前よりも荒れてるなぁと感じます。

 

交通量が少ない峠道では、日陰部分に苔が生えていたり、落ち葉が張り付いていたり、枝や小石が落ちていたり、路肩に掛かるくらい草が生えていたり、と何だか放置されっぱなしだなぁと思います。

 

こうなるとブラインドコーナーでは慎重に先読みしながら進入することになり、神経も使い、躰も構えながらライディングしていくので、ワインディングを楽しむどころか、疲れがどんどん蓄積していきます。

 

さて、「POWER 5」はどうか?

 

乗りやすい!

 

低速から高速まで路面のギャップやうねりの通過が優しくマイルドになりました。

加えて、ギャップ通過後の路面グリップの回復が早くなりました。

 

この接地感は好きです!

 

最近の道路事情にもマッチしているなと思います。

 

雨天時のウエットグリップも何の違和感もなし。

 

 

「POWER RS」も、ツーリング中に警報級の大雨に遭遇しましたが、このトレッドパターンでもキッチリと排水してグリップが抜けることはありませんでした。

ミシュランの「POWER」シリーズは、雨天時の路面に強いなと感じます。

 

路温の高温時から低温時までのフィーリングも良し!

 

身構えることもなく、フツーにリラックスして乗れるタイヤです。

このフツーを当たり前のように演出してくるミシュランは流石だなぁと思います。

 

今回は、DAYTONA675にも「POWER 5」を採用しています。

 

 ドライとウエットグリップの両立

 

フロントにデュアル・コンパウンド・テクノロジー(2CT)、リアにデュアル・コンパウンド・テクノロジー・プラス(2CT+)を採用し、優れた直進安定性とコーナーリング性能を両立します。

新設計のトレッドパターンと100%シリカコンパウンド(リア)の採用により、ドライ路面での走る悦びを提供し、ウエット路面でも高いウエットグリップを発揮します。

 

スポーツライディングを楽しむ

 

レーシングタイヤから派生したケーシング技術を採用したプロファイルはストリートでの優れたハンドリング性能を実現しています。

 

安全性の追求

 

リーンアングル(傾斜角)によって最適化されたタイヤ剛性が直進時とコーナーリング時の優れた安定性を両立します。

 

HONDA CB1000R にも純正装着されています。