パニアケースの秘密

 

Q)パニアケース・・・ってどうなの?

 

A)使ってみると最高のツールです!

 

・バイク旅には絶対に必要なBOX

・買い物にも便利なBOX

・脱着がとても簡単なBOX

  

意識が大きく変わったのは、2005年の9月。

スイス旅行に行ったときに、本屋さんで買った1冊の雑誌だった。

 

その雑誌の名は「MOTORRAD」

ドイツ語で"オートバイ"

 

刊行:2005年9月16日

価格:Schweiz 6,80 sfr

(1スイス・フラン87.79円 約600円)

 

日本国内でも本屋さんにいくと必ず立ち寄ってしまうのがバイクコーナー。

海外でも同じように本屋さんのバイクコーナーに足を運んでしまう。

 

当たり前なのだが、海外でもバイク雑誌はある。

国や文化、生活様式が違っても、モーターサイクルを愛する心は万国共通だ。

 

この雑誌の中に、パニアケースのスペックを比較する記事が載っていた。

 

そして1枚の写真に目が留まった。

 

「GROSS AUFNAHME」

ドイツ語で"素晴らしいショット"

 

パニアケースに何を積み込んだらいい?

チェックリストを片手に持ち、頭を抱えて悩むライダー・・・

バイクの周りには、とても入りきらない荷物たち・・・

 

パニアケースって自分の宝物を入れるBOXなんだー!

直感でそう思えた写真だった。

 

当時は、ドイツ語で書かれた記事は全く読むことができなかったけど、写真や数字のスペックなどから、空想しながら読みふけった。

 

(いまでは「Googleレンズ」のおかげで【ドイツ語⇒日本語】の翻訳も簡単にできるようになりました。)

 

不思議なもので、

たった1枚の写真で意識がガラッと変わってしまった!

 

16歳から原付デビューを果たし、20代の頃までは"パニアケース"をこう思ってた。

 

・ダサいおじさんの箱

・不格好なデザインでバイクのフォルムを崩す箱

・働くバイクに付いている箱

 

意識が変わった目で、スイスの街中にあるバイクを探してみる。

停まっているバイクや走っているライダー達、

あれっ?パニアケースを装着しているバイクが何だか格好良いぞ?!

 

 

【パニア】(英語:Pannier)

背負いかご、バックや荷台(荷鞍)のこと。

馬の背の両側に吊り下げて対になった"かご"や"荷物"の様子からの連想が語源となっている。

 

 

馬,アイアンホース,鉄馬,モーターサイクル

アメリカやヨーロッパで育まれたモーターサイクル文化、日本との歴史の違いを肌で感じながら、パニアケースを空想してみた。

 

その後、46リットルのパニアケース(トップケース)を買った!

 

初めて購入したパニアケースは【GIVI】イタリア製

取り付け金具は【GIVI】や【SW-Motech】ドイツ製のもの。

やはりヨーロッパの製品にはトライ&エラーのノウハウが詰まっている。

 

キャンプツーリングではその威力を発揮した。

まずは防水性。

長距離ツーリングにありがちな突然の雨。

ハードシェルのおかげで、大切なテントやシュラフを守ることができた。

 

そして堅牢性。

高速道路では風圧で荷崩れをする心配も皆無。

 

キャンプ旅の象徴?ともいえる銀色のロールマットをゴムバンドで括り付けて走っていた頃が懐かしい。

フックを引っ掛けるところが限られてくるので、ウインカーの根元やらナンバーに金具を増設するも・・・走行中の振動や風圧、加速・減速で後ろの荷物がズレてきて・・・。

 

パニアケースは心配ご無用だ。

 

とてもスマートなBOXだ。

 

キャンプ場でテントを張り終えた後は、温泉と買い出しへ。

パニアにお風呂セットを入れ、帰り道には冷たいビールに酒・つまみを満載にする。

キャンプ場に戻ってきたら、パニアを取り外し、乾杯!

ビール缶や食材に氷を抱き合わせておけば、クーラーBOXに早変わり。

 

旅の終わりにはお土産と思い出をいっぱいに積み込む。

 

パニアケースは最高のツールです!

 

このルーティーンに慣れてくると、近所の買い物にも非常に便利なことに気付く。

 

軽快な走りを望むときは、ボタン1つでパニアケースを簡単に取り外す。

 

いやはや、よく考えられたBOXである。