アメリカ(ハワイ)の横断歩道のルールは厳しいです。当たり前のことですが、ルールを遵守してこそ「平等な権利」を主張することができます。
ハワイでは歩行者の安全を最優先する法律「クロスウォーク法(横断歩道法)」が2005年9月に施行されました。
・運転者としてのルール
「運転者は、横断歩道内の歩行者が自分の運転する側の車線を横断している間は完全停止しなければならない」というルールがあります。
横断歩道を通行中の歩行者がいる場合、
①片側1車線の道路では、歩行者が目の前を通過して、反対車線側に入るまで一時停止します。
②片側複数車線の道路では、車の進行方向から見て右側から左側へ横断歩道を渡ろうとしている歩行者を見つけたら一時停止します。
例えば、片側3車線の場合、歩行者が3車線分を渡り終わり、反対車線側に入ったことを確認してから発進させます。違反者には$150~$1000の罰金が科せられます。
・歩行者としてのルール
横断歩道以外の場所を横断したり、信号を無視して赤信号で横断することは、禁止行為とされています。また、横断歩道の途中から車道に出たり、車道の途中から横断歩道に入り込むショートカットも禁止です。この場合の罰金は$130で、旅行者も取締りの対象となります。
2017年10月に施行された法律では、携帯電話やスマートフォン,デジタルカメラなどの電子機器を使用しながら横断歩道を渡ることが禁止されています。ただし、通話をしながらの横断は可能です。違反者には$1~$99の罰金が科せられます。
・運転中の携帯・電子機器の使用禁止について
運転中や一時停止中の間は、緊急時に通報するケースを除き、携帯電話・スマートフォンの使用が禁止されています。話すことも画面操作も禁止されています。ハンズフリー装置を使用するのは可能です。
携帯電話・スマートフォンだけでなく、電子機器の操作も禁止行為となります。信号待ちで止まっているときにスマホやデジカメで風景を撮るなどの行為も違反となります。違反者には$250~$300の罰金が科せられます。
正しいルールやマナーを学んで、楽しいドライブ&ツーリングを満喫しましょう。
旅のはじまりはモーターサイクル。
自由への扉をひらこう。