「ぶんぶんフェリー」のことを知っているライダーはどれくらい居るのでしょうか?
「ぶんぶんフェリー」とは、名門大洋フェリーの特別企画商品(WEB予約限定)のプラン名になります。
名門大洋フェリーとは、大阪の南港から北九州の新門司港まで、瀬戸内海の航路を持つフェリー会社です。
『仲間・愛車と一緒にぶんぶん船旅!』というキャッチフレーズから、「ぶんぶんフェリー」という名前が付いたようです。
バイク運賃と旅客運賃(ツーリスト)がセットでお得なプランを謳っています!
さて、大阪から九州へ移動するときに考える手段は何でしょうか?
いろいろなパターンがあると思います。
A:高速道路をひたすら走る。
B:フェリーで楽らく旅をする。
Aの場合は、『山陽自動車道』と『中国自動車道』の組み合わせがあります。
Bの場合は、大きく分けて
No.1:『名門大洋フェリー』大阪~新門司
No.2:『阪九フェリー』泉大津~新門司,神戸~新門司
の2パターンがあります。
私も、かれこれ30年近く、瀬戸内海のいろいろなフェリーを愛用してきました。
裏技的なルートとしては・・・
C:四国を経由するプランもあります。
<本州から四国へ>
(1)和歌山~徳島の『南海フェリー』
(2)神戸~高松の『ジャンボフェリー』
(3)神戸~新居浜の『四国オレンジフェリー』
<四国から九州へ>
(1)八幡浜~別府,八幡浜~臼杵の『宇和島運輸フェリー』
(2)八幡浜~臼杵の『九四オレンジフェリー』
(3)三崎~佐賀関の『国道九四フェリー』
何故、裏技的なルートを考えたのか?
仕事を終えたあと、自宅に帰宅。
ガレージからバイクを引っ張り出し、夜に大阪方面へ出発。
何としてでも、翌日には九州に上陸したい!
でも九州行きのフェリー(20:00)には間に合わない。
徹夜で自走すれば、それも可能だが翌日の体力に支障をきたす。
何とか体力を温存しつつ、移動できる手段はないだろうか?
そこで思いついたのが、 四国を経由するプランです。
話が脱線してしまうので、この話はまた別の機会に書き記そうと思います。
話を本題に戻します。
気になるのは、移動に必要な「お金と時間」のバランスではないでしょうか?
Aの高速道路プランをざっくりと考えた場合、
西宮IC(名神高速道路)から門司ICまでの二輪車の高速料金は、
通常料金:10,330円
(深夜0~4時のETC料金:6,950円)
距離:534.9km、時間:6時間くらい(休憩なし)
燃料代は、リッター18km走るとして、ハイオクが約30リットル必要になります。
30L×180円/L=5,400円
通常料金での合計は、15,730円となります。
(深夜ETCでの合計は、12,350円)
2時間に1回は休憩(20~30分)を入れるとして、大体7時間くらいの走行でしょうか。
仕事終わりの体にはきついですね~。
頑張って走れば、早朝には九州に辿り着きます。
しかし、
燃料の消費だけでなく、エンジンオイルの消費やタイヤの真ん中だけの消耗(もったいない~)、何より移動に7時間も費やし、さらに到着した九州からツーリングを継続できるのでしょうか?
体力や集中力の消耗も考えられます。
大学生のとき体力を消耗してしまい、事故にあった苦い思い出があるので、それ以降バイクの走らせ方を変えました。
続いて、Bのフェリープランをざっくりと考えた場合、No.1『名門大洋フェリー』大阪~新門司の通常料金は、
■旅客運賃
・エコノミー 7,480円
・ツーリスト 8,800円
■バイク運賃
・自動二輪車750㏄未満 5,500円
・自動二輪車750㏄以上 7,150円
Non Non Tourist Rentalsのデイトナ675でツーリストを利用した場合は、合計で14,300円となります。(ここでは比較のために往復割引やWEB割引は割愛します。)
フェリーの通常料金は、高速料金を意識してなのか?大体近い設定になっていますね。
「ぶんぶんフェリー」の料金設定(※1)は、次のようになります。
■A期間 1便:9,800円,2便:11,100円
■B期間 全便:13,000円
期間や便,排気量によって料金は異なってきますが、一番お値打ちなプランは、A期間(1便)で125㏄以上だと9,800円になります。
これは安い!
高速道路の通常料金と比較すると4,500円もお得になります。
2024年の現在は、販売席数限定になっているようですね。
排気量の区分は、125㏄未満または125㏄以上となるので、750㏄以上のバイクだと更に1,650円もお得になる計算です。
Aの高速道路プランと比較すると、
■お金:高速15,730円(ETC深夜12,350円),ぶんぶんフェリー9,800円(A期間の1便)
■時間:高速7時間,ぶんぶんフェリー12時間30分(1便)
「ぶんぶんフェリー」を利用すると、お金は5,930円も節約することができます。
時間は5時間30分多くかかりますが、体とバイクを休ませることができます。
新門司港に着岸した後は、リフレッシュした状態で走ることができるので、安全も確保することができます。
フェリーの魅力は、何といっても休憩を取りながら同時に移動もできるところ。
夕方または夜に出航し、翌朝には着岸するので、時間を有効に使うことができます。
(※1)詳細については『名門大洋フェリー』のホームページをご覧ください。
■名門大洋フェリー 大阪南港 乗り場
続いて、No.2『阪九フェリー』の場合、運航ルートは2パターンあります。
・No.2-1:泉大津航路:大阪(泉大津)~北九州(新門司)
・No.2-2:神戸航路:神戸(六甲アイランド)~北九州(新門司)
運賃適用期間のカレンダーがあり、A,B,C,Dの4つの期間が設けてあります。
いちばんお値打ちな料金(※2)は、
■旅客運賃(A期間)
・スタンダード和室 7,480円
■バイク運賃(A期間)
・自動二輪750㏄未満 5,500円
・自動二輪750㏄以上 7,150円
A期間の料金は、『名門大洋フェリー』と同じ金額設定になっています。(ここでも比較のために往復割引やWEB割引は割愛します。)
ということは、
『名門大洋フェリー』の特別企画商品の「ぶんぶんフェリー」が一番最安値で、とてもお得なプランだと分かります。
(※2)詳細については『阪九フェリー』ホームページをご覧ください。
■阪九フェリー 神戸(六甲アイランド)乗り場
■阪九フェリー 泉大津 乗り場
実は・・・
以前は、『阪九フェリー』をよく利用していました。
その理由は、交通の便が良かったこと!
高速道路との相性が良かったところです。
No.2-1『阪九フェリー』の泉大津に行くときは、阪和自動車道路の堺JCTから堺泉北道路に乗り換え、助松JCTから阪神高速4号線の泉大津で下りて、乗り場へGO。
No.2-2『阪九フェリー』の神戸(六甲アイランド)に行くときは、名神高速道路で西宮ICまで行き、阪神高速3号線の深江ランプで下りて、六甲アイランドの乗り場へGO。または阪神高速5号線の六甲アイランド北ランプで下りて乗り場へGO。
それに対して、
『名門大洋フェリー』の南港乗り場に行くときは、No.2-1『阪九フェリー』の泉大津に行くルートと同じで、阪和自動車道路の堺JCTから堺泉北道路に乗り換え。助松JCTから阪神高速4号線に乗り換え。さらに北上して南港南ランプまで行って乗り場へ。
または、西名阪自動車道路の松原JCTから阪神高速14号線へ、LOOP1に入り西船場JCTから16号線へ、天保山JCTから4号線を南下し、南港中ランプまで行って乗り場へ。
高速料金の節約のため、最短距離で走るため、西名阪自動車道路の藤井寺ICから下道で行ったこともありました。
『阪九フェリー』の乗り場に行くよりも迂回が必要になるため、南港は遠くに感じられました。
昔の話になりますが・・・
バイクにETCが装着されていない時代は、料金所で停まるのがとても煩わしく大変でした。
毎度グローブを外して通行券と現金を取り出し、手渡ししていました。
雨の日やおつりの小銭を落としたときはもう大変です。後ろに車がズラーっと並んで、早く行けよのプレッシャーが凄いのなんの。
今では無くなってしまハイウェイカード(懐かしい~)が発売されたときは画期的でした。
また、当時はナビも無く、タンクバックに入れた地図を見ながら走っていました。
タンクバックには通行券やハイウェイカードを入れるポケットや硬貨ごとに分類できる小銭入れもありました。
そんなこんなで、料金所で停まる回数を1回でも減らしたい!という願望から、『阪九フェリー』の乗り場を目指していました。
ETC&ナビを装着してからは、料金所の通過は気にならなくなりましたが、やはり南港まで行くのは遠回りだなぁ~といつも思っていました。
劇的に変わったのは、令和元年度の2020年3月29日のこと。
阪神高速6号の大和川線(鉄砲~三宅西)が開通し、湾岸線と松原JCTが直接つながりました!
これにより、西名阪自動車道路の松原JCTから、そのまま阪神高速6号大和川線へ、三宝JCTから4号線に乗り換えて、南港南ランプで下りて南港ターミナルへ行けるようになりました。
ぐっと南港が近くなり、『名門大洋フェリー』へのアクセスも良くなりました!
もうひとつ、世の中がガラりと変わった大きな出来事がありました。
2020年から始まった「コロナ禍」です。
これまた昔の話ですが・・・
今振り返ると、2等の客室(雑魚寝の大部屋)はひどかった!?
当時はそれが当たり前のことだったから、普通だったというか、我慢していたというか・・・
1人の座席の幅は肩幅くらいで、繁忙期は隣の人と体が触れ合うぐらい近かった!
寝返りは絶対に出来ないくらいの狭さ。あの四角い茶色の枕は壁側に置いてあるが、たまに頭と足の方向が逆の人がいた。北枕とかを意識していたのであろうか。
消灯した後は、誰かに足を踏まれたりとか、酔っ払いがひどいとか、いびきがひどいとか。
男女や年齢も関係なく、とにかくみんなで雑魚寝。いま振り返るとあの状況でよく寝てたな~。
どうしても部屋で寝るのが嫌なときは、ロビーのソファーに避難して寝てたりしていた。
阪九フェリーの毛布は有料で1枚50円だったか100円だったか?
はずれを引くとメッチャ臭い毛布だったりと、とても清潔とは言えなかった。
お盆,正月,GWは2等の客室も満席になり、混雑時はゲームコーナーや廊下にまで毛布を敷いて寝かされることもあった。
席は早いもの順だったので、港に遅くに到着してしまうと、残りもののハズレ席しか空いて無かった。
2等には座席指定という概念も無く、とにかくギュウギュウ詰めの状態でした。
そして、コロナ禍が訪れ、世の中3密を避ける必要性が出てきました。
3つの密とは、密閉空間,密集場所,密接場面。
2020年2月、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことは、フェリー会社にも相当なダメージがあったと思います。
2021年に乗船したときの2等客室は、4人分の座席が1人分に割り当てられ、お隣の人とはビニールカーテンで仕切られていました。このときには枕,敷布団,掛毛布が準備されており、ずいぶん清潔になったもんだなぁと思いました。
もう昔のすし詰め状態には戻れませんね・・・
そして、『名門大洋フェリー』に待望の「ツーリスト」という部屋が登場しました。
入口が上段と下段で互い違いとなるベッドタイプの部屋で、ベッドサイズは2000㎜×800㎜。
カーテンを閉めれば、プライベートな空間の出来上がり!
コンセントもあるし、ベッドライトもある。
レディースルームもあります。
この快適な「ツーリスト」がバイク運賃とセットとなり「ぶんぶんフェリー」という企画商品が発売されました!
バイク乗りは荷物が多いので助かりますね~。
ヘルメットは部屋に持ち込みます。
昔、車両甲板のバイクに置きっぱなしにしていたら、潮風に当たってベトベトになっていました。
ウェアーやパンツは排ガスまみれだし、ブーツの置き場だって必要です。
「ツーリスト」はこの悩みを全て解決してくれました。ありがとうございます!
新型船の導入によりエンジンはとても静かになり、振動も微動になりました。これはもうホテルのようですね。とても快適です!
昔の船のエンジンは振動が凄くて、常にガタガタ・ブルブルと船全体が小刻みに揺れていました。バイクを降りたのにまだこの振動が続くのかよ~と思いながら雑魚寝の部屋で横になっていました。
もうひとつ思い出したのは、瀬戸内海はとても穏やかだ!ということです。
これはとても重要なことで、瀬戸内海のフェリーを愛用し続けている理由でもあります。
凪の状態だと船の前後左右の揺れはとても少なく安定しています。
以前、九州南部のツーリングを終え、宮崎港から神戸港へ行く「宮崎カーフェリー」に乗船しました。台風が近接していた記憶があります。
フェリーは無事に出航できたので喜んでいたのですが、四国の南側(太平洋側)に出た途端、フェリーは遊園地のバイキングにように前後にグググー・ヒュウーと揺れ始めました。
バイキングは時間がきたら終わってくれますが、フェリーの揺れは延々と続きます。
医務室の前にズラーっと酔い止めを求める人たちが並びました。
その間も船首がグググと持ち上がったかと思ったら、床がヒュウーと抜けるような感じで船尾が持ち上がります。荒れた大海原に木の葉が浮かんでいるような状態でしょうか。
消灯した後も客室の床から、揺れに合わせてガコーン・ゴーンという鈍い音が伝わってきます。
サイドスタンドと輪留めだけで支えられているバイクは倒れているんじゃないかと思うほど、延々と揺れは続きます。
しかも、よりによって乗船前に宮崎名物のチキン南蛮を腹いっぱい食べてきました。
この揺れが早く収まりますように!と祈り続けました。
翌朝、気付けば揺れは収まっていました。
神戸港に着岸し、車両甲板に降りるとバイクはしっかりと自立していました。
あのガコーン・ゴーンと鳴り響いていた音の正体は何だったんだろう?と思いながら、これからは瀬戸内海のフェリーを使おうと決めました。
もちろん乗船前に気象条件もしっかりとチェックします!
さらにもうひとつ、チケットの購入がとても便利になりました。
これもまたまた昔の話ですが、
大学生の頃は、わざわざ旅行会社にまで行って、チケットを購入していました。
インターネットが普及してからは、ようやく個人でもネットで予約ができるようになりました。
それでも乗船する時には、一旦バイクを停めて窓口まで行って、手書きの乗船名簿に記入して、車検証を見せて手続きを行っていました。
コロナ禍を経て、3密を避けるために、システムも大きく変わったと思います。
これは『名門大洋フェリー』の購入方法になりますが、事前に座席の指定も出来るようになりました。大変便利でありがたいことです。
船にもよりますが「ツーリスト」は船内に10部屋くらいあり、その部屋の中に10人分くらいの上下のベットスペースがあります。
座席は端の方が人気があります。その理由は向かい合うベットが無く、ベット前の通路部分が有効に使えるから。
スマホの存在もありがたいですね。
スマホで事前に日付と便数と座席を照会することができます。良い座席を見つけたら予約、そして決済と、ホントにスムーズになりました。
また、購入後にはQRコードが送られてきます。
これにより乗船時は窓口に行く必要もなくなりました。
港に到着したら、そのまま直接バイクのレーンに並びます。係員が非接触でQRコードをスキャンして乗船手続きはあっという間に完了します。
係員に誘導されて、バイクで乗船したら必ずやることがあります。
バイクを停めた位置、階層、エレベーターまたは階段の入り口の場所確認です。
これを怠ると、下船時に必ず迷子になります!
下船時にバイクを探し求めているライダーや車のドライバーをよく見かけます。
とくに車両甲板の階層は、ほぼ同じ風景なので、間違えやすくなります。
何も考えずに、目についたエレベーターに乗ってしまうとアウトです。
船の前後が分からなくなるだけでも、同じ階ですら自分のバイクを見失います。これはマジで焦ります。
バイクを停めた位置、車両甲板の鉄骨の形、近くに止まっているトラックやコンテナ車、エレベーター付近の乗用車の車種、さらにエレベーターが到着した時のロビーの階の位置を記憶しておく必要があります。
また、下船時は車両甲板に降りるエレベーターに長蛇の列が並ぶので、自分の部屋からエレベーターまでの道のりを把握しておく必要があります。階段で下りるルートも探しておくとイイですね。
船にもよりますが、バイクを先に下船させてくれるパターンと後回しのパターンがあります。
先に出してくれるだろうと淡い期待を込めて車両甲板に降りますが、そういうときに限って、バイクは後回しになり、排ガスがモクモク、熱気がムンムンの中で15分くらい待機ということもあります。
乗船時にスムーズに客室に上がるためには、あらかじめ手荷物の整理も必要です。
お風呂セット、着替えなどの必要最小限の手荷物とヘルメット・グローブをサッと取り出し、エレベーターまたは階段に向かいます。
ロビーのフロアーに着いたら係員に部屋番号とお風呂の位置を確認します。
荷物を置いて、部屋着に着替えたら、ダッシュでお風呂に向かいます!
乗船したばかりのお風呂はガラガラに空いていますよ。いつも先に入っています。
昔の?混雑時の?お風呂は凄かったです。
洗い場にズラーと順番待ちの裸の列ができました。異様な光景です。
湯船もイモ洗い状態です。脱衣所は入ってくる人と出ていく人が入り混じってカオスでした。
お風呂でさっぱりと汗を流したら、行くところがあります。それは展望レストランです!
レストランの食事も本当に美味しくなりました。
大学生の頃や社会人なりたての頃は、節約の意識もあってか?自販機コーナーのカップラーメンを食べていました。あとはコンビニで買った食べ物を持ち込んだりとか・・・
いまでは夕食も朝食もレストランで食べられようになりました。
お金の使い方が変わったのかな?
時間にゆとりが持てるようになったのかな?
■夕食バイキング:大人1,800円
■朝食:大人400円
夕食バイキングのときに、あらかじめ朝食のチケットも購入しておきます。朝もズラーっと並ぶので。
お風呂上りは、まずはソフトクリーム!
ビールの時もありますが、甘くて冷たいものが無性に食べたくなる時もあります。
ビュッフェスタイルなので自由です。
ソフトクリームを食べて涼んだあとは、ふらっと食べ物を見に行きます。
ほぼ一番風呂なので、この時間のレストランもガラガラに空いています。
この時間帯は、おかずも豊富にあるので、好きな食べ物はリピートできます。
食事を終えたら、コーヒーとデザートを取りに行きます。
他の人が食事中なので、まだデザートの種類も豊富にあります。
おかずやデザートの補充は無いので、ここは早いもの順になります。
この頃には、離岸してから1~2時間くらいが経過しています。
そうすると、次第にスマホの電波が徐々に圏外になっていきます。圏外になりつつあるスマホはバッテリーを異常に消費していくので、あきらめて機内モードに切り替えます。
それらも見越して、レストランにはツーリングマップルや読みたい本を持参していきます。
行きのフェリーでは、明日からどのルートを走ろうかな~。
帰りのフェリーでは、どこを走破してきたのかな~と物思いにふけります。
デッキからの眺めも、フェリー旅の楽しみのひとつです!
瀬戸内海航路のフェリーは、3つの橋をくぐります。
①明石海峡大橋
②瀬戸大橋
③来島海峡大橋
通過時刻が出ているので、その時間に合わせてデッキに上がります。
ここ最近、乗船するのは『名門大洋フェリー』ばかりですが、『阪九フェリー』の神戸(六甲アイランド)出航で、海上から見える神戸の夜景は本当に美しく、心を奪われてしまいます。
デッキで気を付けるポイントは潮風です。海上の風はかなり強いです。
室内に戻ると、体が潮風を浴びてベトベトになっていることに気付かされます。
一生懸命、高速道路を走破して九州まで行くのも良し。
フェリーでゆっくりと旅を楽しむのも良し。
とにかく、安全にツーリングすることが大事です!
旅のはじまりはモーターサイクル。
自由への扉をひらこう。